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「コウタ」 のテレビ露出情報

2005年に一大ブームを巻き起こした、レッサーパンダの風太くん。人気の秘密はその立ち姿、一立ちすれば歓声が沸き上がりピーク時には年間80万人が訪れた。レッサーパンダは、高いところにある餌を手繰り寄せたり、天敵を見つけたりするために立つ習性を持っている。好奇心旺盛な風太くんは、自分を見に来る人に興味を示して立ち上がっていたという。風太くんの尻尾は少し短めで、赤ちゃんの頃母親が誤って噛み切ってしまったからだという。尻尾が邪魔にならないため、人間のように背筋の伸びた立ち姿が可能になったのではと言われている。あれから20年、風太くんは22歳になった。人間なら100歳ほど、国内にいるレッサーパンダでは最高齢となる。今は立つことはないが食欲は旺盛で元気に過ごしている。そんな風太くんを長年見守ってきた、中野志保さん。中野さんは、風太くんの日常を追うため年間200日通って撮影を続けてきた。2022年には、それまで見守ってきた日々を描いた漫画を出版。レッサーパンダは、開発による生息地の消失や毛皮を狙った密猟で個体数が減少、絶滅危惧種に指定されている。そんな中、風太くんは繁殖の面で大活躍。中野さんは繁殖の時期にはいつもと違う姿が見られたという、それがオスがメスに求愛する時の恋鳴き。2006年チィチィとの間に双子の赤ちゃんが生まれる。その後も毎年のように子どもが生まれ、4年間で8頭が元気に成長した。現在では風太くんの血を引くレッサーパンダは、6世代81頭にのぼる。子や孫たちは繁殖のために全国の動物園へ。中には、地球の裏側チリへと旅立ち南米初のレッサーパンダとなった子どももいる。風太一族は世界を股にかけて活躍している。今や日本はレッサーパンダ大国と言われるほど、その数を増やしている。
7月5日22歳の誕生日を迎えた風太くん。多くのファンが会いに来ていた。しかし、展示場には風太くんの姿はない。レッサーパンダは元々暑さに弱く、風太くんはさらに高齢のため屋外には出さないとのこと。暑い夏を少しでも快適に過ごせるようにと設置されたミストや冷風機は、クラウドファンディングで約2400万円が集まり設置された。誕生日のイベントは涼しい部屋の中からリモートで行われ、多くのファンが集まった。

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