ココスは20種類以上のハンバーグメニューを誇る人気ファミリーレストラン。全国に508店舗を展開、ファミリー層や若い層に人気。朝食バイキングを始めて大ブレイク。作りたての温かいおかずが食べ放題。数種類のパン、焼きたてワッフルなど日替わりで30種類以上を展開。199店舗で実施している。価格は大人979円、子ども638円。石塚英彦さんなど多くの芸能人のYouTubeチャンネルでも紹介された。商品企画部の今村さんがぶっちゃけ「常時30種類以上ある料理の中でもコレばかり食べられると困ってしまうメニューは原価が高そうな肉や魚ではなく…“スクランブルエッグ”」。神コスパを実現するためにキッチンスタッフは2人で調理しているが、スクランブルエッグは付きっきりで調理しないといけないためだという。神コスパを実現する方法は3つ。1つ目は少数精鋭のスタッフ。マニュアルが決められていて、タイムスケジュールも決まっているので、1時間で30品が完成するという。午前5時からそれぞれの担当に分かれて調理する様子を紹介した。6時の開店以降は品切れした料理を作り足す。2つ目はご飯もバランス良く食べてもらう。2007年に朝食バイキングを始めた当初は定番メニューで人気が出ず客足は伸びなかった。社長の鶴の一声でBP(ブレックファストプロジェクト)室が立ち上がった。全国のバイキングメニューを調査し、専用器具を買い付け。急ピッチで準備を進め、茨城県の谷田部店で朝食バイキングをスタート。週末には100人以上が来店する大盛況となったが、採算が取れず赤字が続いてしまった。洋食モーニングは580円、和食モーニングは530円だったので、朝食バイキングは780円に設定。原価が高いおかずばかりが人気となり、客が食べる量も想定以上だった。当時のファミリーレストランではあまりバイキングをやっていなかったのでBP室のメンバーもバイキングは素人だった。おかずだけでなく、ご飯をバランス良く食べてもらおうとカレーを改良。うどんメニューもつゆを変えるなど充実させた。お客さんが楽しみながら自分で焼けるワッフルマシンを導入した。研究の結果、人は2分だと長くて待てないので、約1分で焼き上がるマシンにこだわった。ワッフルのアレンジを客がSNSで紹介している。オススメはスクランブルサラダワッフル。サラダをのせスクランブルエッグの上にケチャップをかける。冷熱の温度感とシャキトロの食感が楽しめる。もう1つのオススメがワッフルメイプルチキン。唐揚げをのせメイプルソースをたっぷりかける。甘み・塩味のバランスがとても美味しいという。スタジオで出演者たちが試食した。3つ目はグランドメニューの食材を活用。通常のグランドメニューやフェアメニューで使用する食材の一部をバイキングに活用している。