ギリシャを出発したパリ五輪の聖火が船でフランスに向かっている。たくさんの旗を張り巡らした全長約50mの帆船が運ぶのは7月に開催するパリオリンピックの聖火。ギリシャの港を出発した船は28日ギリシャ南部コリントス運河の切り立つ壁の間を縫うようにゆっくりと通過した。聖火は今月16日にギリシャのオリンピア遺跡から出発して26日パリ大会の組織委員会に引き渡された。来月8日にはフランス・マルセイユに到着し約1万人の聖火ランナーに受け継がれながらフランス全土を巡る予定。パリ大会の開会式は7月26日。帆船は最初のオリンピックがアテネで開催された1896年に建造された。