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「コロンビアコーヒー」 のテレビ露出情報

コーヒーの文化的景観はアンデス山中にあり標高1000mから2000m、東京都の3分の2のエリアが世界遺産に登録されている。斜面を埋め尽くすのがコーヒーの木で全て人が植えていった。コーヒー農家の人たちの多くが自分たちの畑を見下ろす場所に暮らしている。その一人であるフリオ・サルガードさんはコーヒー農家4代目で家族総出でコーヒーを栽培している。畑は場所によっては傾斜40度の場所も存在する。収穫は年に2回、最盛期の時はご近所同士で助け合うがこの日は後継ぎの息子たちと作業を行う。コーヒーの木は植えてから2年ほどで実をつけ始め、7年ほど植えた後植え替える。収穫するのは赤く熟した実のみで同じ木に生えたものでも成長速度が異なる。そのため機械化は難しく人の手で収穫されている。
コーヒー畑は人々が土を耕し1本ずつ苗を植えていき出来ており、世界遺産エリア内には約2万4000の農園が存在する。このあたりは赤道に近い高地となっており、昼夜の寒暖差が大きくコーヒーづくりに適している。さらに雨もたくさん降り、火山灰が混ざった土壌のため水はけがよくミネラルも豊富となっている。一方で収穫した実を運ぶのは重労働となっており、袋は1つ50kgにもなり多い日は1人で300kgほど収穫し急斜面を何度も運ぶ。収穫された実は自宅で加工する。豆の選別、自然発酵。乾燥はフリオさんの場合は機械を使っている。この状態で街に出荷される。コーヒーが運ばれる道はそのために造られており「コーヒーハイウェイ」と呼ばれている。
コーヒー豆が運ばれたマニサレスの街でここもコーヒーによって発展した街。この地にまずやってきたのは金を求めてやってきたスペイン人でその後コロンビアが独立し鉱山が下火になるとコーヒーの生産に乗り出す。それからおよそ100年豆は卸業者によって世界へ輸出される。アンデス山中のコーヒー畑にはグアドゥアと呼ばれる竹の仲間が生えている。グアドゥアは水を好み、グアドゥアがあれば水が豊かな証拠でそこに人々はコーヒー畑を作った。さらにグアドゥアも大事にして家を作る建材にも用いた。こうした100年におよぶコーヒー生産がアンデス山中につくりあげられた景観が世界遺産に登録された理由となっている。

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