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「ゴールドマン・サックスのホームページ」 のテレビ露出情報

グラフ・世界の銅需要と予測を見ると、2035年には今のおよそ2倍の需要になると見込まれている。銅は自動車や家電など幅広く使われているが、最近はAIの普及で、各地に作られているデータセンター向けの需要も高まっている。電気を送る電線に銅は使われる。世界で熱を帯びている銅の獲得競争。日本の戦略を取材した。大阪府堺市にある、銅製品を手がける大手金属メーカーの工場。生産量は国内トップクラスで、自動車や半導体向けなどとして年間12万トンを生産している。およそ300億円をかけて、国内3か所で生産設備を増強。そのうちの1つが、今月から稼働を始めている。AIの普及でデータセンターの増加が相次ぎ、銅の重要性は年々高まっている。アメリカの大手金融機関が「銅は新たな石油である」と表現するほどの状況。一方、日本にとって課題となるのが権益の獲得。日本で使われる銅は、ほとんどを海外からの輸入に頼っている。輸入量の安定には、日本企業が海外の鉱山の権益を獲得する必要がある。これまで南米を中心に確保してきたが、徐々に生産量が減少。新たな権益の獲得が必要になる中、注目しているのがアフリカ。アフリカの中央部には「カッパーベルト」と呼ばれる巨大な銅の鉱山が集まる一帯がある。銅の品質も高く、権益を確保しようと国を挙げた競争が激しさを増している。世界各地で資源開発などを行っている、エネルギー金属鉱物資源機構の高原一郎理事長は、アフリカでの鉱山開発を語るうえで外せない強力なライバルがいるという。高原氏は「いろいろな国が興味を持っています。アフリカを歩いてみると銅だけに限りませんけれども、中国が権益に対して積極的であるという声は相手国の方からも聞く」と述べた。その上で、日本が鉱山の権益を獲得する鍵は「民間企業と国の連携にある」と強調している。経済産業省は今年度、銅の権益獲得のための予算を初めて確保し1600億円を計上した。関係者によると、アフリカの銅の権益の獲得を目指し、実際に交渉を進めている日本企業もあるという。ただ、アフリカでは中国に加えて中東の国も権益の獲得に乗り出しているということで、厳しい競争になりそう。

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