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「サウンド・オブ・ミュージック」 のテレビ露出情報

田中里奈さんが日本のミュージカルの独特の面白さ、人々が文化にどう関わっていけるのかについて話す。ミュージカルの始まりは19世紀後半のニューヨーク・ブロードウェイ。欧州などから渡っってきた文化や芸術が移民文化と混ざり合っていった。今のミュージカルに近い形になるのは1920年代以降。20年代~50年代まではブロードウェイミュージカルの黄金期だったが、その後勢いは衰え、1980年頃からはイギリスのアンドルー・ロイド・ウェバーやディズニーミュージカルが現れた。これらはビジネス規模の大きさから「メガミュージカル」と呼ばれ、フランチャイズの手法を取り入れることで世界規模で同じクオリティなのが特徴。ミュージカルは世界に広がり、2度のブームを経て世界各地でオリジナルミュージカルを作ろうという流れが生まれ、1992年、オーストリア・ウィーン劇場協会によってミュージカル「エリザベート」が作られた。
「エリザベート」の上演地は最初はオーストリアで次は日本、その後はハンガリーやドイツなどに広がったが、アメリカやイギリスには渡らなかった。日本では1996年に宝塚歌劇団、2000年に東宝がそれぞれ本家を大幅にアレンジして上演している。ウィーン側はローカライズOKというキャンペーンを展開するきっかけにし、背景には公的な文化予算に支えられたオーストリア独特のミュージカル文化がある。日本では民間企業がそれぞれに独立してミュージカルを運営してきた。その結果、海外ミュージカルすら形を変えて企業ごとの伝統やスタンダードになじんでいくというユニークな発展を遂げた。しかし、大手企業による市場独占が強まり、新作や実験的公演の受け皿が乏しくなりつつあり、日本におけるミュージカル文化は硬直しつつある。日本ミュージカルには企業ごとの興行システムの中で作品が変化する面白さがある。ブロードウェイを本場と崇めるのではなく、日本だけを愛するのでもなく、批判的な視線で世界のミュージカルを見つめることは世界の一部分として日本を見出すことにもつながる。

他にもこんな番組で紹介されています…

2025年5月15日放送 15:40 - 16:54 テレビ東京
よじごじDays(エンディング)
懐かしの名曲・ミュージカル「The Sound of Music」より「My Favorite Things」とともにエンディング。長年、京都の観光地をテーマにしたCMで使われている。

2025年1月18日放送 18:00 - 18:30 フジテレビ
MUSIC FAIR(さよなら帝劇特集)
「レディ・ベス」は主人公ベスが幼少期からの様々な苦境を乗り越えイングランドの女王として戴冠式を迎えるまでを描く物語。「サウンド・オブ・ミュージック」は世界中で愛されるミュージカル。

2024年12月24日放送 11:30 - 11:54 NHK総合
ひるまえほっと(各地の話題)
NHK横浜放送局で行った「はま☆キラ!スペシャルジャズライブ」を紹介。ゲストは、紗理&若井優也DUO featuring市原ひかり。曲「レミゼラブル」より「I Dreamed A Dream」、「アニー」より「Maybe」、「サウンドオブミュージック」より「Climb Every Mountain」などを披露。

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