中村部屋は元関脇の嘉風が師匠となったばかりで友風や嘉陽などの力士が所属している。拠点を置くのは佐賀・鳥栖市で、ここは元々福祉施設として使われていたことから力士でも入れる大きめの浴場が特徴で、多くの力士が大部屋で過ごす中、それぞれが個室で過ごしている。ちゃんこ場は屋外で、講演会からの差し入れもあるという。中村部屋では朝食はナッツや青汁の入ったスムージーだといい、朝稽古の時間も公園での筋力トレーニングから始めるのは珍しいのだという。このため土俵での稽古は午後3時からで、中村親方が栄養を取ってから稽古を始めるスタイルがあっていたという経験をヒントにしたのだという。稽古は一般への公開が行われ、地域の人も歓迎会を開くなど地元とも良好な関係を気づいている。