2か月の間、放送されず止まっていた造船計画が、再び動き出していた。止まっていた間、舟には豪雨と湿気でカビが発生していた。城島と慎太郎やスタッフらは一生懸命、舟を削りカビを落としていた。造船計画で目指したのは沖縄伝統の木造帆船「サバニ」だった。2025年4月、舟造りに始めて城島が加わった。最初は真っ直ぐだった9mの板。それを慎重に押し曲げ57日かけ船の形に。そして、慎太郎を中心に船底部分に取り掛かっていた。300kgの船底が完成し慎太郎らは滑車を使い、逆さにした舟の上に乗せた。設置が完了。持ち上げて削る作業を繰り返し25日かけて船底のメインパーツが完成。しかし船底のパーツは全部で5つ。まだ5分の1しか出来ていない。次に取り掛かるのはカドと呼ばれる船底の側面を固めるパーツ。カドのパーツは約1ヶ月前から準備していた。このパーツを側面の板と船底の隙間に合うように、少しずつ整形していく。削り始めて5時間、パーツを船底に合わさるか確認してみた。