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「サンゴ礁」 のテレビ露出情報

夏休み最後の特集は「サンゴ礁」である。日本の最西端にある与那国島。東京からおよそ1900キロで隣接する台湾とは111キロの距離にあり国境の島でもある。この島で去年確認されたのが巨大なサンゴ礁である。与那国町や九州大学では2017年から進めていた周辺海域の調査で発見され、去年11月に学会で発表した。当番組は波が穏やかになる夏のシーズンを待ってそのサンゴ礁を目指すべく発見された島の北側へ向かった。大学とともに調査を行った地元ダイビングショップの協力を得て海の中へ。今回発見されたサンゴ礁は島の北東沖の南北約500mで東西4km以上にわたる大きなモノである。水深およそ20mで海底はテーブルサンゴやエダサンゴなどの群落によって織りなされていた。サンゴ礁が世界の海に占める割合は0.2%という僅かのスペースに海の生物の25%が生息しているほどでサンゴ礁は海の大都会といえる。
何故これほどまでのサンゴ礁が今まで見つかっていなかったのか。調査団が与那国島周辺の海域を3次元測量していた際に地元ダイバーの勧めで北側のサンゴ礁を調査した所、大きな広がりが確認できたという。専門家は「従来サンゴ礁の広がりは空から見てドレぐらい広がっているかを見るが、与那国島の北西岸は幅が150m位しかないので、空から見るとそんなに大きく発達していないと認識していた。海域を改めて可視化したらより遠くまで広がっていた」と話した。しかし近年では温暖化の影響で海水温が上昇し、サンゴ礁は白化現象により放置すると死んでしまう問題が発生。世界規模で白化現象が起こる中、与那国島のサンゴが元気な理由とは。与那国島の海は透明度が高く、比較的深い場所でもサンゴが育っているのと黒潮の上流に位置し、外洋と海水の入れ替わりが激しく、水温が引く可能性もあると話している。更に与那国島の川は2本しか無く大きな川は無いため雨が降っても土砂の流出が少なく、サンゴへの影響が出ていないとみられている。与那国島の環境にサンゴを守るためのヒントがあるかもしれないと期待の声があがっている。
サンゴを守る動きは東京でも行われている。港区のベンチャー企業のオフィス内にあるのはサンゴ礁が育つ水槽がある。海の生物の研究や魅力を伝える活動を行っている。高倉CEOは「水槽の中にサンゴ礁をはじめとした環境移送技術を使い、数値に基づいて日々調整している」と話した。塩分濃度や魚に与えるエサの量などサンゴが育つ海と同じ水質になるよう調整を行っている。独自開発したこのシステムで去年2月、日本では年に一度6月の満月の日にしか産卵しないというサンゴを真冬に産卵させることに世界で初めて成功した。サンゴの産卵をコントロールすることでどのような影響が出るのか。年に2度の産卵の可能性も含め実験を続けているという。この会社は他にも育てたサンゴを海に返す活動やサンゴに悪影響となる日焼け止めクリームを改良する研究を化粧品会社と共同で行っている。
更に多様な海の環境に対応すべく、多くのデータを集めるために企業や研究施設に環境移送技術を使った水槽を貸し出している。会社のエントランスにその水槽を置くIT企業もあるという。フォーカスシステムズの大島さんは「エントランスに置くことでお客様にもサンゴのことを知ってもらったり、環境問題について興味を持ってくれると思い置かせていただいた」と話した。現在、東京や大阪など8か所に設置されており多くのデータが日々集まっている。参加企業が協力しサンゴの教育プログラムも開催し地元の子供達を招待しサンゴについての教育活動にも力を入れている。巨大サンゴ礁の発見は地元環境業からも期待されており夏場のシーズンに与那国のアピール材料になり広大なダイビングエリアが誕生したことになるとのこと。サンゴ礁を失うということは多くの生き物の居場所を失うも同然。きれいな海を守ることが与那国島を守ることにも繋がっていく。

他にもこんな番組で紹介されています…

2023年8月26日放送 8:00 - 9:25 日本テレビ
ウェークアップ(ニュース)
夏休み最後の特集は「サンゴ礁」である。日本の最西端にある与那国島。東京からおよそ1900キロで隣接する台湾とは111キロの距離にあり国境の島でもある。この島で去年確認されたのが巨大なサンゴ礁である。与那国町や九州大学では2017年から進めていた周辺海域の調査で発見され、去年11月に学会で発表した。当番組は波が穏やかになる夏のシーズンを待ってそのサンゴ礁を目指[…続きを読む]

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