ポール・コンズさんがフォーブール・サンタントアン通りを紹介。フォーブール・サンタントアン通りが家具の街となったのは革命よりずっと前。中世のころサンタントアン修道院が非課税の特権をいかし家具づくりを始めた。できた家具はパリの貴族へと贈られた。こうして家具づくりは発展していった。バラの刺繍が施された肘掛け椅子はマリー・アントワネットのお気に入りだった。やがて街は不況に襲われた。自由貿易協定でイギリスから安い家具が入り、街の家具は競争力を失っていった。1789年4月26日、民衆が壁紙工房を襲撃し革命の火蓋が切られ、フランスの絶対に王政が倒れた。