近年、サンマの不漁が続く宮城・気仙沼港では今月7日、航海の安全と大漁を祈願する盛大な出船送りが行われ、サンマ漁船は北海道・花咲港に向け出港した。サンマ漁の解禁日は例年8月20日だったが、漁獲量を増やそうと去年から8月10日に前倒しされた。仙台市内のスーパーでは多くのサンマが店頭に並んだ。4月に新橋から世田谷区尾山台に移転した「根室食堂」は北海道の食材を多く扱う店。根室食堂・平山徳治さんはおととい根室から届いたばかりのサンマを「10年ぶりに肉がしっかりしている。今年は食べ応えがある」と話した。根室食堂では塩焼きのほかにサンマの刺し身、サンマの湯煮、サンマご飯を提供。サンマのシーズンは始まったばかり。今後について平山さんは「もっと頭と胴体の部分がもっこりしてくると今年はちょっと景気がいいなって」と話した。
