全国でカキの大量死が相次いでいる。原因の一つは海水温の上昇とみられている。カキが死ぬ要因の一つとして過剰な産卵が考えられている。カキは海水温の高い夏場に産卵するが、大量のエネルギーを消費する。近年はひと夏に何度も産卵を繰り返し、体力を失い暑さに耐えられなくなっている。こうした事態を打開するため、高泉元幸さんは三倍体カキの試験養殖を始めた。通常は染色体を2組持っているが、人工的に染色体を3組に増やされたカキは卵子や精子が作りにくくなる。三倍体カキは夏場の産卵を抑え体力を温存することができ、通常のカキより生存率を高めて成長促進が期待されている。高泉元幸さんは「生産安定が一番重要かなと思っている」などと話した。
