NY証券取引所から中継で野村グループ・関原奈央の解説。AI関連株の乱高下が目立っている。ハイパースケーラー企業の決算発表も注目を集めたが、市場関係者の中で話題になったのがシチュエーショナル・アウェアネスというヘッジファンドの動向。シチュエーショナル・アウェアネスは元オープンAI研究員が設立したヘッジファンドで、AIインフラ関連銘柄へ集中投資が特徴。足元の下落相場で深刻な損失を被り、運用資産は7月初めの450億ドルから240億ドルに急減。株式の取引相手である大手証券会社からマージンコール(追加の証拠金)を求められ、その対応のために保有株の売却を余儀なくされていた。この売りがAI関連株の下落の一因となっていたことが報道をきっかけに明らかになった。先週木曜日、アメリカの大手ヘッジファンド・シタデルがシチュエーショナル・アウェアネスの約160億ドルの保有株を買い取ったと報じられたことで、市場へのさらなる投げ売りが回避されたとの見方や強気な取引が強制売却などによってある程度市場から出尽くしたとの見方がAI関連株の反発を誘ったとみている。今回の事態を受けて、同様の火種が他にもあるのではとの警戒の声も聞かれている。
