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「シナノパール」 のテレビ露出情報

長野県中野市の農産物直売所「いきいき館」の売り場には年々人気が高まるシャインマスカットをはじめ、およそ20種類のブドウが並んでいる。その中に信州が生んだ高級フルーツ「シナノパール」があった。中野市の農家、JA中野市プラム部会顧問・武田茂蔵さんに畑を案内してもらった。武田さんが「これがシナノパール、プラムの中じゃ最大級になる。大きいものはソフトボールくらいあります」と説明。長野県が20年をかけて開発し2018年に品種登録した。重さが225グラム以上、糖度が18度以上のものを県では「麗玉」と名付けてブランド化している。1玉ずつ箱に入れられ、東京や大阪のデパートなどで販売され、まるで宝石のよう。中野市によると去年のシナノパールの生産量は麗玉も含めておよそ10トン。2600トンを生産しているシャインマスカットに比べて希少。およそ570人の中野市のブドウ農家に対して、プラム農家は90人ほど。その中でもシナノパールを育てているのはおよそ20人で、栽培の難しさがある。武田さんは「水管理や笠かけなどの肥培管理(畑の管理や摘芯作業(枝切り作業)も含めて、非常に春先から秋まで手がかかる」と説明。武田さんは収穫の時期を秋に遅らせ大きく育てることで、シナノパールのおいしさを最大限に引き出すことに成功した。近年では生産量も安定し全体のおよそ2割が香港やシンガポールへ渡るなど、輸出も増えている。国内では都内のホテルのシェフが新たな食材として注目。武田さんは「ぜひこれ日本中の消費者の皆さんに、間違いのないものを産地から送りますので、食べていただきたい」と話した。

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