日本式の温泉旅館をアメリカに広げようという取り組みが長野県・軽井沢町のリゾート運営会社によって行われている。アメリカ国内には約250の温泉施設があるものの、ほとんどの施設が温水プールのような施設となっているものの。会社が温泉旅館の進出先に選んだのが人口500人程度の村 シャロンスプリングスで、5つの鉱泉が湧き出ている。リゾート運営会社によるとバブル期に日本のホテル業界が相次いでアメリカに進出したものの相次いで失敗し、そのことから日本の温泉旅館の文化をそのまま持ち込むことで今回は通用するのではないかという期待感があるという。会社の担当者は人材募集のため現地の大学で温泉旅館のおもてなしについて講義を行い、アメリカ人スタッフによる日本式温泉旅館の開業を目指している。シャロンスプリングスには日本と同様に四季があり、季節の景色を楽しみながら露天風呂に入るという日本式の温泉旅館を楽しんでもらいたいとしている。運営会社は2028年の営業開始を目指している。