長崎県対馬の龍良山。吉田類は大好きだというツシマヤマネコを対馬野生生物保護センターまで見に行った。旅のお供は森カンナ。今回の行程は2.3km、2時間。
登山道入口に入ると鬱蒼とした原始林が広がる。暫く歩くとスダジイの巨木を発見。幹のおじいさんの顔のような窪みのある木も発見した。
鬱蒼とした森の中に鳥居を発見。対馬観光物産協会の西さんによると、対馬には天道信仰がある。龍良山の反対側には天道法師の墓所があり、鳥居は母親の墓所とされる。鳥居は本来見ることも許されず、見なかったことにする儀式がある。
天道法師の神域で出会ったのは巨大なスダジイで、神秘的パワーを感じる。よく見ると細いヤブツバキの木を抱え込んでいた。
足元ががれ場になってきた。登り始めて1時間半。山頂へと続く稜線に出た。10万年前の氷河期、対馬はユーラシア大陸と陸続きでツシマヤマネコの祖先などが渡ってきた。元々寒冷地に住んでいて、涼しい山岳地帯に住み着いたとされる。山頂からは晴れていれば対馬海峡が望める。
下山のあとは地元の焼酎で乾杯。郷土料理「ろくべえ」は対馬独特の麺料理で、さつまいものでんぷんでつくる。ダシは対馬近海で取れる魚のアラを使う。