湖池屋のポテトチップス工場へ。1日で使うジャガイモは約120トン。ポテトチップスを作る巨大メカは、全長数十m、幅3mある。ポテトチップスの作り方は、まずはジャガイモの表面をきれいにしカットしていく。不揃いのイモは人の手で程よくカット。カットしたイモはスライス機にかけるが、スライスの仕方にこだわりがある。湖池屋のポテトチップスは、芋感を出すために分厚くカット。焦げやすさはイモの糖分でも変わってくるので、原料によって厚みを0.0数ミリの単位で細かく調整し、刃の開き具合でイモの厚みを調整。そして揚げていく。ジャガイモの旨みは身と皮の間に一番詰まっているので、皮をちょっと残している。皮は焦げる原因になるので、糖度と皮に合わせて火加減や揚げ時間を調整する。100%焦げは防げないので、 自動選別機で焦げたポテチを排除。仕上げに味付けをすれば完成。関東工場だけで1日約40万袋製造。ポテトチップス工場を全国に4か所持っているが、それぞれの工場長が月に一度東京の本社に集まる大事な会議がある。食感の会議があり、該当サンプルを工場長たちが試食。これは、各工場で作ったポテトチップスを持ち寄り、食感も同じになっているか確認するという会議。お客がポテチの求めるのはイモの濃さ。イモの濃さ、旨味が感じられるようなものに合わせて食感を合わせているという。
住所: 北海道空知郡南富良野町字幾寅675