- 出演者
- 進藤晶子 加藤浩次 佐藤章
今日のがっちりマンデー!!は湖池屋。数多くの名物スナック菓子を作っている会社だが、かつては赤字に転落し経営危機に陥っていた。ところが2016年にV字回復。2022年からは3年連続最高益を更新している。その儲かりの秘密を取材した。
オープニング映像。
湖池屋 代表取締役社長 佐藤章さんに話を聞いた。佐藤社長はキリンビバレッジ元社長で生茶やFIREを生んだヒットメーカーである。湖池屋ではプライドポテトが年間20億円で大ヒットとなった。3~4か月で20億円を突破するという結果を最初に出したことで、社員の心に火がついたと説明する。
埼玉・加須市にある湖池屋の関東工場にはポテトチップス作りの要となる「原料部」があるとのこと。原料部はポテチで使うジャガイモの買い付けを担当しており、湖池屋では創業以来国産のジャガイモを使用しているとのこと。湖池屋はポテチの量産化に日本で初めて成功した会社であり、原料のジャガイモへのこだわりは強く、国産のジャガイモが不作の場合は出荷を減らすほど徹底している。さらに使用しているジャガイモは油で揚げても焦げないでんぷん多めのポテチ専用のジャガイモだという。また原料部は全国各地の農地に足を運び、ジャガイモ畑の生育状況を把握したりポテチ用のジャガイモ作りの指導なども行っているという。加えて収穫したジャガイモの管理も原料部の仕事で、湖池屋では全国で収穫されたジャガイモを鮮度等を見極めて工場に送り出しているという。中でもジャガイモの収穫がない時期に工場に届けるジャガイモの管理が難しく、温度を上げると芽が出てしまい、逆に温度を下げすぎると糖分が増えて焦げやすくなってしまうという。
湖池屋のポテトチップス工場へ。1日で使うジャガイモは約120トン。ポテトチップスを作る巨大メカは、全長数十m、幅3mある。ポテトチップスの作り方は、まずはジャガイモの表面をきれいにしカットしていく。不揃いのイモは人の手で程よくカット。カットしたイモはスライス機にかけるが、スライスの仕方にこだわりがある。湖池屋のポテトチップスは、芋感を出すために分厚くカット。焦げやすさはイモの糖分でも変わってくるので、原料によって厚みを0.0数ミリの単位で細かく調整し、刃の開き具合でイモの厚みを調整。そして揚げていく。ジャガイモの旨みは身と皮の間に一番詰まっているので、皮をちょっと残している。皮は焦げる原因になるので、糖度と皮に合わせて火加減や揚げ時間を調整する。100%焦げは防げないので、 自動選別機で焦げたポテチを排除。仕上げに味付けをすれば完成。関東工場だけで1日約40万袋製造。ポテトチップス工場を全国に4か所持っているが、それぞれの工場長が月に一度東京の本社に集まる大事な会議がある。食感の会議があり、該当サンプルを工場長たちが試食。これは、各工場で作ったポテトチップスを持ち寄り、食感も同じになっているか確認するという会議。お客がポテチの求めるのはイモの濃さ。イモの濃さ、旨味が感じられるようなものに合わせて食感を合わせているという。
湖池屋の凄さは、新商品開発のパワー。プライドポテトやピュアポテトなど新ポテチをバンバン出し、これがバンバン売れてる。ここ数年でポテチの売上が2倍だという。開発の内部を特別に見学。この日は、プライドポテトのリニューアル新商品の会議。
湖池屋の新商品作りはまず「ダメな所はどこ?」からスタートするが、仮説として考えるためダメな所が超多い。2か月前にダメな所の仮説出しを行ったピュアポテトの新商品チーム。本当にダメな部分を徹底調査するため客6人組×5を対象にインタビュー調査を行ったところ、やみつき感がないとの意見が80%となった。そこで開発チームはやみつき感のあるピュアポテト作りを次の目標としたが、どうしたらやみつきになるのだろうか。
やみつき感にリニューアルした「ピュアポテト」。1番のやみつき感に必要なのは辛さと決まった。10月に新作ピュアポテト・シラチャー味を発売することに決定した。佐藤さんは商品開発のヒット確率は“10分の1”でいいと断言する。売れるポテチは味とパッケージが大事で、味名にもこだわっている。のり塩のパターンにも複数ある。
湖池屋からバラエティボックス9点セットを200名様にプレゼント。
「がっちりマンデー!!」の次回予告。
