アメリカ大統領選挙の世論調査の平均では、それぞれの支持率の差が0.1ポイントと極めて拮抗している。激戦州ではすべてでトランプ氏がわずかに上回っている。ハリス氏の集会にはビヨンセが参加。テイラー・スウィフトなども相次いで支持を表明している。会場ではTikTokのインフルエンサー専用の席が設けられている。8月の民主党の全国党大会では200人のインフルエンサーが招待された。インフルエンサーが党大会の様子を発信した結果、のべ5億人に認知させることができたという。調査では18~29歳の利用者の48%が政治の情報を得るためにTikTokを使っていると回答した。SNSの特性に詳しいディーパック・プリ氏は様々な人をSNSの影響力として利用することでより幅広い視聴者に主張を届けることができると指摘した。「ロイター・デジタルニュース リポート2024」によるとXではジャーナリストや報道機関に注目する人が多いのに対して、TikTokはインフルエンサーなどが57%。ロイター・ジャーナリズム研究所のニック・ヒューマン氏はTikTokはインフルエンサーを通じて無関心な若者に働きかけ投票の重要性を示すことができる、危険なのはインフルエンサーが自分の意見をことさらに主張し感情に訴えることと指摘した。