今年のノーベル平和賞が発表され、南アフリカ出身の元国連人権高等弁務官のナバネセム・ピレイ氏が選ばれた。ピレイ氏は反アパルトヘイト活動家の弁護人として活動。政治犯として収容された人に対する拷問の実態を明らかにした。ルワンダ国際刑事裁判所の長官やICC判事などを歴任。近年では、イスラエルとパレスチナに関する国連人権理事会設置の調査委員会の委員長を務めた。調査委員会は去年、2023年以降にイスラエルがガザで行った作戦がジェノサイド(大量虐殺)にあたると認定する報告書を発表していた。ノーベル平和賞の選考委員会はICC赤根智子所長らがトランプ政権から制裁を受けていることを念頭に「裁判官が制裁を受け彼らの制度が攻撃されている中で、私たちは勇気、先見性、決意を持った人々を必要としてる」とし、ピレイ氏についてまさにそうした資質を示していると強調した。
