ホワイトハウス高官は16日、トランプ大統領が15日に共和党議員と面会した際、「FRBパウエル議長を近く解任する可能性が高い」との認識を示したことを明らかにした。この話が伝わると為替市場では急速なドル安が進んだ。その後トランプ大統領は「解任は検討していない」と述べて軌道修正したことで為替市場はドル高に値を戻している。ただ、トランプ大統領は解任の可能性を完全には排除しないとも話している。一方、日本との関税交渉を巡ってトランプ大統領は16日、「おそらく手紙の内容を守ることになる」と述べ、8月1日から日本に対して25%の関税を課す可能性が高いとの考えを示した。15日には日本が市場を開放すれば関税を見直す可能性もあるとした一方、「彼らはそうしないだろう」と話していた。