マリ共和国は貧困に苦しむ人が多いほか、マラリアなどの病気により幼い子供の死亡率が高い。中部、ジェンネには泥で作られたモスクがある。このモスクは世界遺産に認定されている。毎年新たな泥を塗り修復される。ウスマンヌは雨季になると現れる泥場を周り、泥の状態を見極め、いつ塗るのかを決めている。泥塗りは1年で最大のイベントなのでみんなワクワクしているという。14歳のコラダは4年前に弟が死んでしまった。将来は医者になって小さな子供たちを助けるのが夢。夢が叶うようにモスクに願いながら泥を塗っているという。数日後、泥がいい状態になったので、泥塗りの日を決めた。
