中国ではクローン技術で絶滅危惧種のホッキョクオオカミが生まれた。サンディエゴでは動物園の中に絶滅危惧種などの細胞を保存する施設がある。冷凍保存した細胞からイタチのクローン誕生に成功した。近畿大学和歌山キャンパスでは約2万8000年前のマンモスの筋肉を保存している。シベリアの永久凍土で発掘された。マウスの卵子の中にマウスの細胞核を注入し卵子を培養すると、マンモスの核の周りに紡錘体があらわれた。約2万8000年前のDNAが生命活動を再開し、分裂直前まで変化した。発掘されたマンモスにはヒトがさばいた痕があったという。アメリカではゾウとマンモスの遺伝情報を比較して寒冷地仕様の遺伝子を見つけ出し、それをゾウの中に入れ替えてマンモスっぽいゾウを作る研究が進んでいる。DNAは何百年経つと消滅するため、恐竜はDNA自体が消えてしまっている。