コマニーの創業は1961年。当初の名前は小松キャビネットだった。元々はスチール製のロッカーなどを作っていた会社。しかし創業からわずか1年で創業者である祖父は方向転換を迫られる。キャビネットを板にすることで、当時日本には無かったとされる、パーティションを生み出した。時代の変化も追い風になり、高度経済成長期にはオフィスビルの建設ラッシュで、パーティションのニーズが増加。1970年代には社名をコマツパーティションに変更した。1990年代になると2代目の父の幹雄が新たな事業に打って出た。デザイン性のあるパーティションを次々に開発オフィスの空間設計に乗り出した。現在でもそれが主力ビジネスで、オフィスの設計を依頼した企業は空間を仕切ることに長けたレイアウトに。さらに川崎重工では一年前に作った研究開発施設にはコマニーが手掛けたユニークな空間が。オフィスの真ん中に現れたのは箱型の会議室で開放感があるという。コマニー3代目の塚本兄弟も新たなイノベーションを起こそうとしていた。その象徴がコマニーのオフィスに。仕切る壁はなく、フレームだけの空間は、それがあるだけで人が集まり仕事を行うという。そのイノベーションは間づくり。間づくりは企業にも広がっている。オフィス家具メーカーにもフレームだけの空間があるが、採用した担当者はコミュニケーションを重要視しているという。
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