2026年4月30日放送 23:06 - 23:55 テレビ東京

カンブリア宮殿
【オフィスを激変させる!異色の兄弟経営】

出演者
金原ひとみ ヒャダイン 塚本健太 塚本直之 
(オープニング)
オープニングトーク

金原ひとみとヒャダインがきょうのゲストについて語った。

オフィス学校トイレにも…空間を仕切る「板」の裏側

パーティションは様々な施設で使用され、レイアウトも自由自在。市川県小松市にパーティション業界を牽引してきた会社が。コマニーは市場規模1600億円で、ニッチな業界だが大手も参入する中で、25%のシェアを占める。従業員は1200人ほどで年間46万枚を製造している。2枚の板に芯材が入っていて、不燃性の芯材を使用しており、火事になっても燃えにくい製品を作った。パーティションは素材も様々で定番のスチール製以外にも、木製のものも。トイレの個室などにも使われている。地震に強いパーティションは、震度7相当の地震にも耐えられる製品を開発した。さらに、顔認証で開くパーティションで、知られざる地方メーカーの間作り革命とは?

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コマニー宇都宮大学小松市(石川)
オープニング

オープニング映像。

カンブリア宮殿 驚きのパーティション会社 コマニー
オフィス学校トイレにも…驚きのパーティションメーカー

塚本は壁とパーティションの違いに後付けできていろいろな性能を持つものをユニットで入れるのがパーティションだと答えた。

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コマニー
親子3代…進化の歴史 オフィスを変える「間づくり」

コマニーの創業は1961年。当初の名前は小松キャビネットだった。元々はスチール製のロッカーなどを作っていた会社。しかし創業からわずか1年で創業者である祖父は方向転換を迫られる。キャビネットを板にすることで、当時日本には無かったとされる、パーティションを生み出した。時代の変化も追い風になり、高度経済成長期にはオフィスビルの建設ラッシュで、パーティションのニーズが増加。1970年代には社名をコマツパーティションに変更した。1990年代になると2代目の父の幹雄が新たな事業に打って出た。デザイン性のあるパーティションを次々に開発オフィスの空間設計に乗り出した。現在でもそれが主力ビジネスで、オフィスの設計を依頼した企業は空間を仕切ることに長けたレイアウトに。さらに川崎重工では一年前に作った研究開発施設にはコマニーが手掛けたユニークな空間が。オフィスの真ん中に現れたのは箱型の会議室で開放感があるという。コマニー3代目の塚本兄弟も新たなイノベーションを起こそうとしていた。その象徴がコマニーのオフィスに。仕切る壁はなく、フレームだけの空間は、それがあるだけで人が集まり仕事を行うという。そのイノベーションは間づくり。間づくりは企業にも広がっている。オフィス家具メーカーにもフレームだけの空間があるが、採用した担当者はコミュニケーションを重要視しているという。

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コマツパーティションコマニージーニーナイキジャパン中央区(東京)千代田区(東京)塚本信吉大田区(東京)小松キャビネット川崎重工業新宿区(東京)

塚本はオフィスについて昔はパーティションがオフィスに多かったと答え、部署ごとに仕切られていたという。しかし昨今はどんどんオープンになっていき、コミュニケーションが取りやすく成り、偶然の対話を大事にするようになってきたと答えた。しかし今度はオープンにはなったが、引力のように引き寄せられる場所が必要になってきたという。その中で人がパーティションの中に幸せに生産的にクリエイティブになるかを求めている会社で、それが間づくりなので、そこに目的をもつと壁はなくてもいいと答えた。さらに「間」については2つ以上の事柄の関係性が間で、全てのものに関係性があり、優れた間にすることを間づくりと言っていると答えた。

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コマニー東屋
売上過去最高 成長を支える“問う力”

3月下旬、コマニーで月に一度の経営会議が行われていた。全国の幹部が一同に介する中で財務担当者が最新の業績を発表する。去年の売上は377億円で過去最高を記録。しかし財務担当者の発表はこれでは終わらない。その中で「問い」というものを伝えていたが、これこそがコマニーの成長を支えてきた。その答えを皆で探っていく。これは社員たちにも徹底されていて、今年から全社員に年間90時間の研修を用意したが、希望者は95時間の選択講座も受けられる。内容は管理会計に建築に関する法律や問いの力。研修は就業時間内に実施され塚本兄弟や外部の専門家が講師をする。経営学者のピーター・ドラッカーが提唱した問う力についてを学ぶ。ドラッカーは重要なことは正しい答えを見つけることではない。正しい問いを探すこととしている。塚本兄弟はドラッカーの理論を学び、経営に取り入れている。塚本はこうした取り組みに自分たちは何のために存在するのかと考えた時にパーティションメーカーだけでいいのかという違和感があったという。その中で自分たちは間づくりをするという答えが出てきて、先が見えたので問いを大事にしていると語った。

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コマニーピーター・ドラッカー千代田区(東京)
社員が大量退職!経営危機が生んだ「理念」

仕事中のコマニーの社員たちの手元には同じデザインの手帳を持っていた。その中にはコマニーの経営理念が書かれていた。全従業員の物心両面の幸福を追求するとあった。経営理念は77項目あり、中には「宇宙の意志と調和する心」という項目も。

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コマニー
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社員が大量退職!経営危機が生んだ「理念」

コマニーの社員たちは経営理念の書かれた手帳を持っている。「宇宙の意志」と調和する心という項目もあったが、そうした理念にこだわっている理由にはある出来事がきっかけ。従業員が大量にやめていくという危機がかつてあり、給料アップで他社に社員たちが引き抜かれていってしまったという。どん底におちた創業者の塚本信吉は絶望の中である結論に至った。お金ではなく心と行き着いた創業者はそれ以来、社員の幸せを追求してきた。経営理念は受け継がれ、塚本兄弟がさらに磨き上げた。社員たちも気づいたことを手帳に書き込んでいった。土曜日の朝には古い民家を覗き込むとコマニーの写真がソフトボール部の練習をしていた。空き家を改装した室内練習場で、コマニーにはこうした部活動がたくさんあり、参加も自由。本社の一室では音楽部が演奏を行っていたが、塚本も参加していた。理念を掲げたことで会社は大きく成長した。塚本は、社是について高度成長でどれだけ作って売るかという時代に、創業者が余暇を楽しむなどとこれを言えていたのは秀逸だと述べ、創業直後の経営危機があったからこそ人を大事にしようと思えたからこそ、今に続いていると答えた。また理念が必要な理由については、ただ経済活動するだけで社員がその駒になることを防ぎ、会社の目的は社員、地域やお客など、企業は幸せ者をたくさんいかに作れるかだと答えた。

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コマニー塚本信吉小松市(石川)
ミュージシャンを夢見て挫折 異色の兄弟経営…その背景

塚本兄弟は2T会という、兄弟間だけの会議を行っていて、こうして方向性を合わせている。3歳違いの兄弟は創業家に生まれ、地元小松市で育った。兄の健太は東海大学を中退しプロのサックス奏者を目指していた。

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コマニー小松市(石川)東海大学

コマニーの社長の兄の塚本健太は、プロのサックス奏者を目指していた。しかし挫折し、食べていけないという現実にぶつかった。そんな時父からもらった本が人生を変えた。それは稲盛和夫の「生き方」。2006年には京セラグループ企業に就職し、3年後にコマニーに入社した。父は息子の挫折を今となっては、いい経験だったと振り返った。2019年には3代目社長に就任。一方、弟の直之は大学を卒業後、電子部品メーカーに勤務。兄よりひと足早くコマニーに入社した。2年前に専務に就任したことで兄弟経営が動き出した。兄の健太は挫折は今にも生きていると答え、楽器の上達は右肩上がりにならないが、それを経営をしながら感じていると答えた。また創業家に生まれた葛藤についてはあったと答え、夢を見ることを自分でしていたという。それが爆発し、サックス奏者の道を志した時期があったと答えた。弟の直之は兄を追いかけて来た人生だったと答え、兄が社長になることを言われていたことに羨ましいと感じていたと答えた。さらに兄弟経営について2人は、兄弟なので感情も顕にすることができ、好き放題言っているとケンカになるので、週に2時間は必ずベクトルを合わせるようにしていると答えた。

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コマニー京セラ成蹊大学生き方 人間として一番大切なこと稲盛和夫
社員にこっそり聞いた「答えて!塚本兄弟」

社員が塚本兄弟に聞きたいことをぶつける。社員から毎朝30分の朝礼が長いという意見がでた。

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コマニー

社員が塚本兄弟に聞きたいことをぶつける。社員から毎朝30分の朝礼が長いという意見がでたが、その内容は、理念を読み上げ社員同士で業務内容を確認する。塚本は8時間働くとしたら30分はチームとベクトルを合わせておくべきで、残りの時間を生産性や過ごしやすさが変わってくると答えた。また日本人の幸福度が低いというデータに塚本は、戦後から高度経済成長期までは皆幸せを実感していたはずと答え、ある程度の水準になった際にある程度の物質的な豊かさだけでは幸せではないと気づいたように思うと答えた。また経済性の豊かさだけで幸せにならないというのが今の日本の状態だと答えた。

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コマニー小松市(石川)
(エンディング)
編集後記

金原は総括に、問い続けることは難しい。気がつくと思考は停止し、体はルーティンをこなしている。人は慣れた生き物だし、怠ける生き物だ。絶望した時、立ち止まりたい時、その習性に救われる人もいるだろう。しかし、理想を追求し続ける塚本兄弟は停滞、思考停止、ルーティンを許さない。問について考え続け、問いを立て続ける二人の話を聞いているうち、「問」という字は「間」という字と似ていることに気がついた。問い続けている内、一枚の板、一本の柱、ひとひらのアイディアが、誰かのもとに舞い降りる、そしてそこに間ができる、というイメージが降って湧いた。もしかしたら、停滞した人、絶望した人が再び立ち上がるきっかけも、一つの線、一つの辺に手をつくことなのかもしれない。とした。

次回予告

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