- 出演者
- 金原ひとみ ヒャダイン 都村智史
ヒャダインは電車に乗るかと言われ、乗ると答えた。今回は鉄道会社のトップが登場。
東京の私鉄に、乗客に優しい電車が。外観はごく普通の電車だが、中は座席がなく広いスペースに。ベビーカーも邪魔にならない。従来の電車のマドより広くて景色が見やすく、手すりも子供のために低く設置。ベビーカーや車椅子の人が気兼ねなく乗れるようにと今年の1月には新型車両に導入された。今回は京王電鉄を取り上げる。
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オープニング映像。
京王電鉄は1948年に京王帝都電鉄としてスタートした。名前の由来が東京と八王子を結ぶために京王になった。新宿を起点に東京の西側を運行していて、八王子まで行く京王線に神奈川県の橋本までいく相模原線、渋谷と吉祥寺までを結ぶ京王井の頭線などがある。沿線には深大寺のある調布や東京競馬場のある府中がある。そして京王線といえば、高尾山。高尾山口駅のすぐとなりには京王グループの運営する京王高尾山温泉極楽湯という温泉施設があ る。天然温泉の露天岩風呂や、炭酸の石張り風呂など6種ある。京王電鉄ではお得なチケットがあり、それが高尾山湯ったりきっぷ。高尾山口までの往復運賃に高尾山中腹までのケーブルカー往復運賃、極楽湯の入館料金、食事処では高尾山名物のとろろを使ったマグロ丼などが味わえて値段は3480円とお得。都村が社長になってから京王グループの連結売上高は5020億円と右肩上がり。しかし都村には強い危機感があり、その利用者に関しては在宅ワークやネット通販など鉄道を利用する客は2019年の6億7300万人から、24年には5億9300万人に。さらに京王電鉄の問題は、都村自身が行った住みたい沿線ランキングのアンケート調査では京王線エリアは不人気。しかし沿線に住む人の満足度のデータでは京王線は高い。
スタジオでは2007年の各沿線の人気度を調べたデータを紹介。都村はこのデータについて、このエリアにいる沿線住民の3000のサンプルで調査したものだという。この結果に体外的な発信力が問題だと感じたという。しかし住んでみると京王線沿線の住民はその環境に満足していることが判明。その地域は程よい緩さがあると都村は答えた。
都村が力を入れているのは街づくり。相模原線の京王多摩川駅はかつて京王遊園という京王帝都電鉄が運営していた遊園地があった。その跡地を使って新たな街作りを進めている。相模原線の分岐エリアの調布エリアを活性化し、人のな流れを作ろうとしている。マンションの他、福祉施設やスーパーなどを建設予定だという。コミュニティスペースを広くとり、住民と来訪者のつながりを作りたいと考えている。つながりを作るために駅近くの高架下で地元の人気店で並ぶマルシェを実施。去年始めたところ、町に変化があった。キッチンカーの貸し出しも行っていて。料金は一日1円。地域を巻き込んだ街作りは下北沢でも。渋谷と吉祥寺を結ぶ井の頭線の駅には小田急も走っている。その町で4年前に京王が高架下に作った施設がミカン下北。オシャレな古着店や人気のベーカリーなどがある。京王電鉄が仕掛けた集まりは地域住民やこの街で働く人々など、ここで行われているのは下北妄想会議。
街の取り組みに協力する企業は大企業と一緒にやるのはやりにくいのではという不安はあったが、京王は早く動いてくれたと答えた。
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都村は鉄道会社は地域住民と一緒に暮らしていると語り、持続可能な街作りをしたいとずっと思っていると答え、次々と想定外のものが生まれてほしいと答えた。また下北沢の街の独自の取り組みについて、新しい事業領域になるようなプロジェクトがここから生まれてほしいと答えた。また小田急を最大のライバルと思っているか?について都村は周囲がそう盛り上げているとしたが、また京王と小田急はそれぞれサッカーチームと提携しているがFC東京と町田ゼルビアが対戦する際にはゆるキャラ同士のPK戦なども行っているという。
新宿の再開発を行っている京王電鉄。60年ぶりの大規模開発で、京王電鉄では京王百貨店の建て替えやラグジュアリーホテルの建設などをする予定で総事業費は3000億円に。今その一大プロジェクトが中断を余儀なくされている。都村は工事費が高騰していると語り、その工事費に見合うように作り直す必要があるという。しかし新宿は魅力のあるエリアでかかったお金を意味あるものにできるポテンシャルはあると答えた。
戦後長らく、イチローカル私鉄に過ぎなかった京王線。その名を全国に知らしめたのは、1971年に開業した京王プラザホテル。地上170mは当時国内で最も高いビルで、世界中から客が訪れた。そのホテルが都村のかつての職場だった。当時について都村は、非常につらかったと答えた。
30代の時、都村は京王プラザホテルに出向したが非常につらかったと振り返った。スタジオでは都村のプロフィールを紹介したが、都村はその30代頃について入社して10年弱で仕事にも慣れて生意気になっていた頃だという。その頃は京王電鉄にいたので自分に妙に自信があったという。しかしホテルに出向すると今までとは異なる業種のため2年ほどは自分が役に立っていなかったと答えた。しかしわからないのは当たり前と開き直り、コミュニケーションを重ねる中で相手の思いを汲み取ることができ、その付き合いも深まったと答えた。
京王は今年から意外な新事業を八王子の京王プラザで行っている。スタッフが入ったのは風呂場。利活用するというが奥多摩やまめを浴槽の中へ。更に野菜も育てている。京王がベンチャー企業のアクポニと共同で始めたのは魚の養殖で汚れた水槽の水を微生物が分解し、野菜の栄養分に変換。その栄養分を使って野菜の水耕栽培をし、栄養分がなくなってキレイになった水は再び浴槽に戻される仕組み。異常気象や生産者の高齢化などで食材の供給不安がある中で沿線の飲食店に食材を安定供給。地産地消を目指そうという取り組み。都村は京王オープンイノベーションプログラムを立ち上げて外部企業などと新たな価値を作る取り組み。社員からやってみたい事業の企画募集をし、その中で今回の企画が採用された。他にもベンチャー企業とタッグを組んで開発した事業は、京王電鉄の忘れ物取扱所。1分も経過しないうちに忘れ物がみつかったのはfindという、ベンチャー企業と開発した、LINEで落とし物を探すサービス。落とし物の種類や情報をLINEで送信し、落とした場所などを送信すればAIが届いた落とし物の中から探し出し、一致すれば連絡をもらえる。このfindは内閣総理大臣賞を受賞した。さらに京王ではコンテンツ制作のベンチャー企業や作家と組むなどそ京王線の駅を舞台にした小説を制作した。また稲城市にある遊園地のよみうりランドなどで、小説を無料配布。来園者の関心を集めている。都村は新規事業のオープンイノベーションプログラムについては社長になる前からやりたいと思っていたと答え、色々な思いを持っている人と複数のシナリオを同時に進めていった方がいいと感じたという。
都村は社員からの要望のプロ野球チームが欲しいについては野球意外にも既存のスポーツチームがすでにあると答えた。さらに、健康に注意して長く社長をやってほしいとの社員からの意見を紹介した。
都村は経営で最も重要視していることに思いとそれを実現するストーリーを作る力と答えた。
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金原は今日の総括に、幼少期に住んでいた、馴染み深い沿線だ。まだ鋏で切符の一部を切り落としていた頃の記憶がうっすら残っている。あの頃から社会も人々も様々なことが変わったけれど、鉄道は今も人々の生活、イベント、人生、に寄り添う移動手段だ。都村さんは親戚のような、親戚にいて欲しいような、そんな人だった。そして後から思うと、京王電鉄そのものが私にとって懐かしく、それでいて現役で、たまに抜けているところがあったりして、でも時々会いたくなる、気づかないうちに心の片隅に温めている、気さくな親戚のような鉄道会社に感じられるのだ。余白を許さない時代にその緩さを保ち続けて、大たかに走り続けて欲しい。とした。
カンブリア宮殿の番組宣伝。
