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「スカンジナビア号」 のテレビ露出情報

1926年にヨーロッパで建造されたスカンジナビア号は第二次世界大戦前から世界一周旅行を行うなど世界の海を駆け巡ったクルーズ船。1970年には日本に拠点を移しホテル兼レストランとして活躍した。しかし2006年に改修工事に向かう途中で原因不明の事故が発生、死者はいなかったが船は海の底に沈んだ。この船を映像で記録しようというプロジェクトが始まっている。チームリーダーの野村昌司さんはかつての船と関係が深い人達から現在の姿を記録してほしいと依頼されていた。船が沈んでいるのは潮の流れが速く潜水が難しい海の難所で、沈んでいるとされるのは水深70メートル付近。通常の装備では潜れない深さで、呼吸が続く特殊なガスを用意したが現場で活動できるのは20分程度しかない。全長127mのスカンジナビア号は船底を下にした状態で沈んでいた。劣化が進む船内は少しでも触れると崩れる可能性がある。かつてのスイートルームやダイニングがあった場所を進むとお皿などが残っていた。野村さんが撮影した映像が公開された。集まったのは船で働いていた人達や乗船した人達。野村さんは、想像以上に皆さんのいい思い出があるというのを肌で感じられた、今後も潜れる限りは記録で残してお伝えできればと話した。信州大学の伊藤稔名誉教授は、深い水深での撮影情報は大変希少で、水中の遺産の保存・検証につながるとしている。

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