いきものの森で調査をしてから始めての春を迎えた。この時期に嬬恋村では桜が満開。今回は いきものの森の植物の状況を久保さんにみてもらう。まず気になっのはカラマツ。このカラマツがたくさん生えているのがいきものの森の証拠。このカラマツは 、他の植物の成長を妨げる一面を持っていて、カラマツの落ち葉で発芽が妨げられているのか、いきものの森のある部分には下草が少ない状態にある。さらに別の問題ではつくしの葉が一面に生えている場所があったが、つくしは日当たりに良い水分の多い場所に生える傾向にある。しかし他の植物が生える余地がないほど森の一部を埋め尽くしてしまっていた。しかも地下茎でつながっているために非常に強い繁殖力をもっている。このままではカラマツやスギナなど一部の影響で、他の多種多様な植物が育たない状態になる。そこで今は姿が見えないかつて生えていた、埋土種子という植物が種の状態で埋まっている可能性がある。土を掘りそこに含まれる種の発芽を確認するのが今回の実験内容。まずは埋まっている種を掘り返し、落ち葉や腐葉土がなくなる深さにまで掘った土をプランターにうつしかえる。プランターの半分の深さにまで土を入れたら完了。土質によって生えてくる植物が異なると考えられるために筒井が硬い所、和らいところを協力し掘っていく。その数16地点で採取した。ナンバリングをしプランターを水が入ったケースにいれて土が乾かないようにする。そして最後に行うのは鳥や動物に荒らされないように木枠をとあみで守る。それを日当たりの良い場所で管理する。