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「スタジオパークからこんにちは」 のテレビ露出情報

河合雅雄は霊長類学者。徹底したフィールドワークで群れに飛び込み人間にしかないとされていた社会と文化が猿たちにもあることを立証しサル学に新境地を開拓した。大正13年に兵庫県丹波篠山市で誕生したが、男ばかりの6人兄弟の三男で、兄弟一わんぱくだったものの、小児結核を患っていて小学校には半分しか通えなかった。自然と動物が大好きと京都大学に進み動物学に進んだ。しかし、大学での研究は想像したものとは違っていた。そんな河合さんを救ったのは古本屋で見つけた一冊の本。社会は人間の世界だけでなくあらゆる生物が独自の社会をもつとする生物社会学を提唱していた。この本を書いたのは京都大学の講師の今西錦司。今西は戦後、いち早く日本サルの研究に取り組んだサル学の創始者。河合さんは今西をリーダーとした京都大学の霊長類研究グループに加わった。河合の名を一躍有名にしたのがこの幸島のサル。芋を洗って食べる様子がありその研究を していた。
サルに文化があるという主張は得に欧米の学者から強い批判があったという。2年間幸島のサルに密着し。全てのサルの顔を覚えて名前をつけて観察し始めたが芋荒井の他にも文化的な行動をしていたという。これらをまとめた論文を発表すると大きな話題を読んだ。日本のサル学が各国で霊長類の研究に行われるきっかけに大型で人間に近い類人猿と呼ばれるサルを求めて河合はアフリカのジャングルへ向かった。しかしそれが命がけだったという。アフリカには多くの猿が日本よりもいたというが中でも成果をあげたのはゲラダヒヒだった。観察の結果、ゲラダヒヒは縄張りを持たないで、群れ同士の対立もないユートピアのような社会を持っているサルだった。ゲラダヒヒになりきって半年間を過ごしたというが一年ぶりにその群れに会った時は心が通じ合ったような体験をしたという。晩年は教育委員を務めるなど子どもたちの教育に力を尽くした。河合はマレーシアで子ども達の自然体験ツアーを開催。ジャングル体験スクールと呼ばれ、子どもたちはたくましくなるという。サルを理解することは人間を理解することとし、92年の生涯だった。

他にもこんな番組で紹介されています…

2025年2月12日放送 16:05 - 17:00 NHK総合
午後LIVE ニュースーン蔵出しセレクション
今回は、去年84歳で亡くなった歌手/俳優・佐川満男さん。佐川さんは昭和14年に4人兄弟の末っ子として神戸で生まれた。少年時代は絵に熱中していたが、ロカビリーブームに乗り歌の世界にのめり込むと、昭和35年にレコードデビューし、「無情の夢」が大ヒットしNHK紅白歌合戦にも初出場を果たした。結核やネフローゼなどの病に倒れたあと、最大のヒット曲となる「今は幸せかい」[…続きを読む]

2025年2月8日放送 5:40 - 5:50 NHK総合
NHK映像ファイル あの人に会いたい(NHK映像ファイル あの人に会いたい)
人形作家の辻村寿三郎さんは連続人形劇「新八犬伝」・「真田十勇士」などで人形美術を手掛けて注目された。昭和8年に旧満州で生まれ、芸者が出入りする料亭・辻村家の養子となった。昭和19年に母親の故郷・広島県に引き揚げ、小萩人形作りに夢中になった。中学に入ると芝居に魅せられ、卒業後に演劇サークル「夕鶴の会」を結成した。22歳で本格的に役者を目指して上京し、河原崎国太[…続きを読む]

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