NASAは国際月探査プロジェクト「アルテミス計画」で2028年を目標に宇宙飛行士による月面着陸を目指していて、着陸船の開発は、民間企業が担うことになっている。イーロン・マスク氏が率いるスペースXは月への着陸にも応用できる大型宇宙船「スターシップ」の開発を進めていて、28日、無人の宇宙船が打ち上げられた。大型ロケットを含めると高さがおよそ120メートルある宇宙船は今回初めて、地球を周回する軌道への投入に成功した。しかし、上昇中にエンジンが1基停止して投入が危ぶまれたほか、当初およそ10時間を予定していた飛行を3時間ほどに短縮するなど、実用化に向け課題も残った。アルテミス計画の月着陸船をめぐってはマスク氏のスペースXとIT大手アマゾンの創業者、ジェフ・ベゾス氏のブルーオリジンが開発を競っているがスケジュールの遅れや技術的な課題が指摘されている。
