第2次世界大戦が終結してから今年で80年。1945年9月2日、日本はアメリカ海軍の戦艦ミズーリの船上で連合国との間の降伏文書に調印。ミズーリの艦長スチュアート・マレー氏が調印式を巡る独自の映像と証言テープを家族に残していた事がわかった。アメリカ東部コネティカット州に住むジョン・マレーさん、かつて戦艦ミズーリを率いたスチュアート・マレー艦長の孫。祖父の遺品など日本の降伏調印に関する資料を大切に保管している。マレー艦長が部下に命じて撮影させたという16ミリフィルムの映像と終戦後30年近くたってから孫の1人に頼まれて録音されたという約2時間の証言テープ。テープでは調印当日の様子が鮮明に語られている。日本がポツダム宣言の受諾を表明してから約20日。まだ日本軍の兵士の抵抗があるかもしれないなど、警戒していた様子が語られている。映像技師に依頼して初めて映像を見る。当時マレー艦長は日本の代表団を気にしていた。調印に臨んだ当時の重光外務大臣の片足が義足だったため。進行に1秒の遅れも許されない中、シミュレーションを重ねたという。テーブルは式の直前に戦艦の食堂から持ってきたものだった。当初用意したテーブルでは小さすぎたため。ジョンさんは連合国側に囲まれて調印する日本の代表団の姿にこれまでとは歴史が違って見えたという。「喜びの瞬間として聞いて育ったが映像を見て相手側のことを考える自分がいた」とコメント。
