スティーヴン・スピルバーグ監督は今年3月に米・テキサス州で行われたイベントで、様々な分野でのAIの活用には賛成しつつ、「創造的な人間の代わりになるようなAIには賛成できない」と発言した。アカデミー賞の選考に関わる映画芸術科学アカデミーは、去年4月にAIの利用について「ノミネートの可能性を高めることも損なうこともしない」と発言。しかし今月1日には演技部門や脚本部門の選考対象を人間によるものに限定すると発表した。ハリウッドのあるカリフォルニア州では、俳優の声や容姿をAIで生成する場合、俳優側からの許可を義務付ける法案が既に成立している。アマゾンやネットフリックスはAI投資を盛んに行っており、アメリカのメディア・エンタメ業界におけるAIの市場規模は2035年までの10年間に約4.5倍に拡大するとも言われている。現地を取材した記者は「人間だからこそ生み出せる芸術性を守りながらAIとの共存の道を探ることになるのではないか」などとしている。
