今年のノーベル物理学賞に、オハイオ州立大学のピエール・アゴスティーニ名誉教授、ルンド大学のアンヌ・リュイリエ教授、ルートビヒ・マクシミリアン大学のフェレンツ・クラウス教授が選ばれた。3人は、特殊な気体を通過したレーザー光の波長が短くなる現象を発見し、アト秒パルスを発見させる実験に成功したという。アト秒パルスをカメラのフラッシュのように使えば、物質中を素早く動き回る電子の動きなど一瞬の現象を観察することが可能で、新素材の開発や医学など様々な分野での活用に期待されている。授賞式は12月に行われる予定。