セブン&アイの買収を提案する「アリマンタシォン・クシュタール」は北米や欧州を中心にコンビニチェーンを展開する企業で世界中で1万6000を超える店舗を運営。10兆円を売り上げるがその多くは北米での売上になる。2社は非常に似たような規模であるが、アリマンタシォン・クシュタール社はアジアでの規模がセブン&アイに比べ見劣りする。さらにセブン&アイは北米での売上がかなりの割合を占めており、アリマンタシォン・クシュタール社は北米での売上の強化を意図してセブン&アイの買収を考えているという。今回の買収の申し出を受けてセブン&アイホールディングスは「当社の価値を見誤っている」などと買収には応じない構え。実はセブン&アイホールディングもアリマンタシォン・クシュタールを通じで事業を拡大しており、セブン&アイホールディングスは以前スピードウェイというコンビニチェーンを買収している。今後はセブン&アイの姿勢を受けて、アリマンタシォン・クシュタールがどういった対応に出るのか。買収金額を増額するなどの手段が考えられる。