未完の聖堂として多くの人を引き付けるサグラダ・ファミリア。ガウディ没後100年にあたる2026年を完成目処にしていたが新型コロナで頓挫。現在は中央のイエス・キリストの塔の完成を目指している。ガウディがサグラダ・ファミリアに込めたメッセージの1つは「生きるとは?」。着工から140年以上経っても完成せず今なお建設中。完成させることよりも継続させること、結果よりも過程の重要性をといている。2つ目は「神の家とは?」。若き日のガウディはキリスト教聖堂を「全能者の館」と呼び、晩年は「天上の都」の象徴と考えている。3つ目は「独創性とは?」。ガウディはその次代に存在するものから出発し、唯一無二の建築にたどり着いていた。