森で出会ったのは子育て中のオラウータン。オラウータンは群れを作らず単独で暮らすが子どもは別で7歳頃まで親と一緒に暮らし生きるすべを学ぶ。これだけ長く一緒に暮らすのは野生動物の中でも珍しい。移動も未熟であるため母親が枝と枝の橋の代わりになるなど補助していた。小さい子を持つ母親は特に神経質で威嚇してくることもある。大人のオスのオラウータンと遭遇すると何故か地上に降りてきて近津てきた。顔の膨らみは「フランジ」と呼ばれるもので自分が回りより強いと自覚するとホルモンの作用で発達する。通常オスがアピールするがこの日はメスがアピールしていた。メスは普段オスを避けるが発情期は別である。