これまでは物価高で1割ほど紅茶の値段が上がっていた。現在は紅茶自体の価格が上がっている。インド産、スリランカ産は世界の紅茶生産量の約6割を占めている。インド北東部紅茶取引価格の推移を見ると例年3月頃に上昇傾向にあるが、去年と今年の7月・8月の価格を比較すると2~3割上がっているという。価格上昇の背景には生産量の減少がある。インド産は3月に過去最高レベルの熱波、5月は最高気温50℃に迫り、6月後半にはインド北東部の水害が発生したことで、インド北東部の今年の茶葉の生産量は1割以上減少した。スリランカ産の茶葉はスリランカ経済の悪化により、肥料の輸入が不足、オーガニック栽培がうまくいかず生産量が減少してしまったという。ティーイソブチカンパニーの担当者によると、気象状況など良くなれば生産量が回復し今のような価格高騰が落ち着くのではないかと指摘。今回のNEWS検定は「高地で生産された茶葉の特長は?」。