丸眞のターニングポイントを取材するため、取締役の児玉祥子さんに話を聞いた。創業約20周年の1986年にキャラクタータオルの販売を開始した時だという。任天堂「スーパーマリオブラザーズ」のキャラクタータオルだった。当時の写真やカタログを見せてくれた。ファミコンのカセットと同じ箱にマリオのスポーツタオルを入れて販売。新聞に載るぐらいの大きな反響があった。当時はキャラクタータオルが少なく、世の中にまだ浸透していなかった。当時の丸眞は無地や一般柄のタオルを販売していたが、老舗企業が多く、市場参入に苦戦していた。キャラクタータオルで他社と差別化し、新しい市場開拓を狙った。