おととい、福岡市の「MEGAドン・キホーテ 福重店」では、備蓄米(2022年産)5キロ2139円で販売されるため、朝7時前から大行列ができていた。午前7時から整理券が配布されたが約2時間前から並んだという人もいた。そして長崎市でも開店前から500人以上の列ができた。価格は5キロ1944円で販売され、500袋が役23分で完売。全国各地で並び始めている備蓄米について小泉農水大臣は、「6月下旬から7月にかけ相当な(備蓄米)の量が世の中市中に出回っていく」「コメの価格の安定を実現していく」と発言。一方、生産者や小売業者などに対する調査ではこの先3か月のコメの価格について、「高い状態」が続く見方が強いことが明らかになった。ただ、この調査は小泉農水大臣による備蓄米の随意契約発表前に行われたもの。備蓄米が出回り始め店頭のコメに変化があるのかきのう「スーパセルシオ 和田町店」を取材。米のコーナーでは、去年とれた米などが5%引きで販売されていた。買い控えの影響もあるなかでは、利益を削ってでも買えるようなかたちで見切り販売・値下げ販売に踏み切っているのだそう。また「農家産直米 すえひろ トレッサ横浜店」では備蓄米放出によりこれまで仕入れができなかった業者から、6銘柄ほどのコメがあると連絡があったとのこと。一方で、生産者団体がコメの生産者に聞き取ったアンケートでは、今年の新米の価格について去年にくらべ上昇するとの回答が約72%にのぼることがわかった。
住所: 神奈川県横浜市保土ヶ谷区仏向町4