撮影3日目は、朝から雨が降っていた。雨合羽を着た女性に声をかけた。女性はヘルパーをしていて、利用者に頼まれたものを買いに来ていた。女性がヘルパーになろうと思ったのは、人のためになる仕事をしたかったら。女性は子どもの頃、事故で利き手の指を切断してしまい、苦労してきた。そんな中で、多くの人に助けられてきた。人のためになる仕事をしたいというのは、助けてくれた人たちへの恩返しの意味もある。深夜0時過ぎ、終電が行った後、女性が1人来店し、お肉を選んでいた。女性25歳で、飲食店の社員をしている。本当は航空系の仕事に就きたかったが、ちょうど就活の時期が新型コロナの影響で各社が採用を休止していた時期と重なった。途方に暮れていた頃、バイト先の社長に誘われて社員となった。今では3年目で、お客さんとのふれあいなど、この仕事をしていて良かったと思えることもあるという。たとえ夢が叶わなくても、進んだ先に新たな人生がある。午前5時、1人の男性が来店した。フィットネスクラブの清掃の仕事帰りだという。68歳だが、年金だけでは余裕がないため仕事を続けているという。かつては仕事が忙しく家族と疎遠になってしまった。いろいろあったが、今では毎日ビール2缶とおつまみを買うのが楽しみだという。
住所: 大阪府大阪市北区天神橋4-8-9
URL: http://www.supertamade.co.jp/
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