2024年4月12日放送 22:00 - 22:30 NHK総合

ドキュメント72時間
大阪 24時間の格安スーパー

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(オープニング)
オープニング

今回の舞台は大阪にある24時間営業の格安スーパーマーケット。みんな何を求めてここにやってくるんだろう。3日間見つめてみた。

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スーパー玉出大阪府
大阪 24時間の格安スーパー
3月3日(日)

大阪・天神橋の日本一長い商店街にある格安スーパーで撮影開始。日曜の午後、店内は結構賑わっていた。カートを引いている人に話しかけた。ひな祭りということで、娘さんのためにちらし寿司の材料を買い集めているところだった。続いて、スーツケースの上に買い物かごを置いている女性2人組に声をかけた。神奈川から大阪(USJ)に旅行中の大学生だった。ここの目玉商品であるお惣菜やお弁当などをカゴに入れていた。鮮魚売り場に「闇」と書かれたリュックを背負うなど個性的な格好の男性がいた。居酒屋の店主で、買い出しに来ているところだという。ほとんどの材料は市場で揃えるが、ここならではの品もある。スマホでお店の外観を撮影してから入店する女性2人組に声をかけた。2人とも山形出身の大学生で、初めてここに来たという。夜10時を過ぎると、惣菜や弁当の割り引きが始まる。制服姿の女性がいた。高校3年生で、部活・バイトとこなした帰宅途中に魚が食べたくなり、立ち寄ったという。バイト先はお寿司屋さんとのこと。深夜3時前、ガランとした店内で1人の女性が、じっくりとお弁当を選んでいた。女性は70代で、10年以上この時間に通っている。二人暮らしの娘さんのための食材も購入していた。午前4時前、急にお客さんが増え始めた。4時から売れ残りの商品に半額シールが貼られるためだった。

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スーパー玉出 天神橋店ユニバーサル・スタジオ・ジャパン天神橋(大阪)
3月4日(月)

撮影2日目。8時半、店内には出勤前のサラリーマンの姿があった。夜明け前に半額になったお惣菜を手に取っていく。消費期限が切れる前に、商品はすべて売り切れた。同じ頃、この日のお惣菜の調理が始まっていた。段階的に値引きをしてすべて売り切ることで、値段を安く抑えている。12時、昼ごはんを買う人で混雑のピークとなった。78歳の女性は、買い物のために計算をすることはボケ防止にも役立っているということを話してくれた。ジム帰りのボディビルダーがいた。モテたくて始めた筋トレだったが、いつの間にかのめり込んでしまったという。深夜0時過ぎ、野菜売り場に男女2人組がいた。付き合って8か月という年の差13歳のカップル。仕事終わりの彼が得意料理を振る舞うための材料集めに来ていた。午前3時半過ぎ、鮮魚売り場を見て回る男性がいた。運転代行の仕事終わりで、ここで食材を選んで寝る前に食べる一品を作るのが楽しみなのだという。

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スーパー玉出 天神橋店天神橋(大阪)
3月5日(火)

撮影3日目は、朝から雨が降っていた。雨合羽を着た女性に声をかけた。女性はヘルパーをしていて、利用者に頼まれたものを買いに来ていた。女性がヘルパーになろうと思ったのは、人のためになる仕事をしたかったら。女性は子どもの頃、事故で利き手の指を切断してしまい、苦労してきた。そんな中で、多くの人に助けられてきた。人のためになる仕事をしたいというのは、助けてくれた人たちへの恩返しの意味もある。深夜0時過ぎ、終電が行った後、女性が1人来店し、お肉を選んでいた。女性25歳で、飲食店の社員をしている。本当は航空系の仕事に就きたかったが、ちょうど就活の時期が新型コロナの影響で各社が採用を休止していた時期と重なった。途方に暮れていた頃、バイト先の社長に誘われて社員となった。今では3年目で、お客さんとのふれあいなど、この仕事をしていて良かったと思えることもあるという。たとえ夢が叶わなくても、進んだ先に新たな人生がある。午前5時、1人の男性が来店した。フィットネスクラブの清掃の仕事帰りだという。68歳だが、年金だけでは余裕がないため仕事を続けているという。かつては仕事が忙しく家族と疎遠になってしまった。いろいろあったが、今では毎日ビール2缶とおつまみを買うのが楽しみだという。

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スーパー玉出 天神橋店天神橋(大阪)
3月6日(水)

撮影4日目。今日もさまざまな思いでスーパーを訪れる人々がいる。仕事で忙しい50代の娘に毎日弁当を作っているという80代の女性が明るく取材に応じてくれた。

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スーパー玉出 天神橋店天神橋(大阪)
(エンディング)
次回予告

「ドキュメント72時間」の次回予告。

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