2024年4月7日放送 18:05 - 18:35 NHK総合

ドキュメント72時間
瀬戸内海 桜の島で

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(オープニング)
オープニング

今回の舞台は瀬戸内海のとある島。春には4000本を超える桜で島全体が彩られる。この島にとって桜はどんな存在なんだろう。満開の頃の3日間、島をめぐりながら聞いてみた。

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瀬戸内海
瀬戸内海 桜の島で
4月3日(月)

広島・尾道からしまなみ海道を走ること30分、さらにフェリーで5分、やってきたのは愛媛県の岩城島。人口2000人。まずは島の中央にそびえる積善山の山頂の展望台に向かった。スマホのビデオ通話で絶景を撮影しながら相手方に説明している男性がいた。都内の恋人とリモートデート中とのこと。上半身裸の人たちがいた。広島から来た英語教師仲間たち。暑かったので脱いだという。小さなカメラで景色を撮影する人がいた。個人的に上島町をPRする活動をしているという男性、橋が開通して往来がしやすくなったこともあり、弓削島から来たという。尾根沿いに広がる桜は「天女の羽衣」とも言われている。午後、桜並木に沿って山を下りてみた。すると、撮影スタッフを追い越していく人たちがいた。弓削商船高等専門学校の留学生グループだという。先週日本に来たばかりという男性もいた。山の八合目辺りの駐車場、番組をよく観るという男性から声をかけられた。妻の両親がよくここに来ていた関係で、初めて妻と2人で来てみたという。駐車場の片隅には売店が並んでいる。地元の食材を使った飲食物などが売られている。夜7時過ぎ、山の麓ではライトアップされた夜桜が観れる。そこに居合わせた4人組に声をかけた。この場所は平日は人が少なく穴場とのこと。4人のうち2人は東京から移住してきて、ここで農業をしているという。また、1人はニュージーランドから移住してきた船大工の男性で、船を作って観光ツアーを行っていた。

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4月4日(火)

撮影2日目。朝から島を散策した。積善山だけでなく、あちこちに桜が点在している。桜のトンネルで、地元の子ども連れの女性に声をかけた。この島の生まれだが、小さい頃に両親が引っ越して、家は京都にあるという。京都で出産をしたが、祖父母がいるこの地で1年ほど子育てをする考えだという。島では厄年などに桜の植樹をする慣習があり、それがたくさんの桜がある理由。お昼すぎ、神社の鳥居の先にあるひときわ大きな桜の近くでお花見をする人たちに声をかけた。地元の人たちの集まりだという。昔校長先生だったという男性が、戦後すぐの積善山の写真を見せてくれた。当時は荒れたはげ山だったが、そのご桜の植樹が行われるようになり、現在の姿になった。今では桜は地元の人には当たり前過ぎる景色らしい。夜7時前、夜桜の下から賑やかな声が聞こえてきた。高校時代の同級生たちで集まって、お花見をしていたという。会うのは35年ぶりとのこと。

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4月5日(水)

撮影3日目。桜が一斉に散りだした。麓の庭先で花を摘んでいる女性がいた。グランドゴルフをするために近くに来ていて、花を生けようかと思い摘んでいたという。グランドゴルフにはお年寄り30人ほどが集まっていた。グランドゴルフ場の脇のベンチでは、お孫さん2人が宿題をしていた。学校の先生かアナウンサーになるのが夢だという。午後5時、雨が降っている中、道端で1人の女性と出会った。古希の記念に植えた記念樹を観に来たという。ちょうど咲いていた。まだ小さな木だが、数十年後には島を支える大木になる。

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4月6日(木)

撮影4日目。雨上がりに山頂を訪れた夫婦がいた。娘が縁があって生名島に嫁いだため、来てみたという。休憩所では島の女性たちがランチをとっていた。島の桜の葉で包んだという手作りの桜餅をおすそ分けしてくれた。

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(エンディング)
次回予告

ドキュメント72時間の次回予告。

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