広島・尾道からしまなみ海道を走ること30分、さらにフェリーで5分、やってきたのは愛媛県の岩城島。人口2000人。まずは島の中央にそびえる積善山の山頂の展望台に向かった。スマホのビデオ通話で絶景を撮影しながら相手方に説明している男性がいた。都内の恋人とリモートデート中とのこと。上半身裸の人たちがいた。広島から来た英語教師仲間たち。暑かったので脱いだという。小さなカメラで景色を撮影する人がいた。個人的に上島町をPRする活動をしているという男性、橋が開通して往来がしやすくなったこともあり、弓削島から来たという。尾根沿いに広がる桜は「天女の羽衣」とも言われている。午後、桜並木に沿って山を下りてみた。すると、撮影スタッフを追い越していく人たちがいた。弓削商船高等専門学校の留学生グループだという。先週日本に来たばかりという男性もいた。山の八合目辺りの駐車場、番組をよく観るという男性から声をかけられた。妻の両親がよくここに来ていた関係で、初めて妻と2人で来てみたという。駐車場の片隅には売店が並んでいる。地元の食材を使った飲食物などが売られている。夜7時過ぎ、山の麓ではライトアップされた夜桜が観れる。そこに居合わせた4人組に声をかけた。この場所は平日は人が少なく穴場とのこと。4人のうち2人は東京から移住してきて、ここで農業をしているという。また、1人はニュージーランドから移住してきた船大工の男性で、船を作って観光ツアーを行っていた。