きのう発表された関東甲信地方の梅雨明け。平年より2週間ほど短い梅雨だった。夏本番を迎えた東京都心では、きのう最高気温が33度を超えた。暑い時期に欠かせない紫外線対策は、肌だけでなく目に対しても必要だという。都内のメガネ店では4月ごろから暑くなるにつれ、サングラスや色付きのメガネの売り上げがアップ。とりわけ色の濃いレンズが人気だという。最近は子ども用のサングラスの問い合わせが増えているとのこと。そして大阪府警は先週、警察官にサングラスや暑さ対策グッズを使用するよう伝えたと発表した。サングラスは個人で用意し、派手な色や奇抜な形のものは着用しないとしている。またJR東日本では、運転士や駅員などへのサングラスの導入を検討中とのこと。信号機の見え方に影響しないレンズを使っていて試験的に取り入れているという。ある中学生の野球チームでは、グラウンドの照り返しが強いことからチームの5割の子どもが公式戦でサングラスを着用しているという。しかし紫外線対策の調査によると、サングラスを使用している人はおよそ2割で、マスクやアームカバーより少ないという。紫外線のリスクについて眼科医は警鐘を鳴らしている。紫外線にようる病気でもっとも多いという角膜炎。紫外線によってできた角膜の傷がもとになり、白目の充血や異物感、ひどくなると強い眼痛を感じるという。昼間に紫外線を浴びた場合、発症するのは夜から翌朝にかけてだという。また紫外線は白内障を引き起こすリスクもある。これらの病気は紫外線によるダメージの蓄積が原因とされ、一定のレベルに達した時に発症するという。