千葉県に住む男性は、家じゅうのエアコンを夏場は消さずに使っているという。太陽光発電と蓄電池でまかなっていて、昼間の電力だけでなく、夜使う分もカバーしている。三重県の実家にも太陽光を導入したところ、月の電気代が2万円から600円まで安くなったという。今年の夏も記録的な暑さが予想される一方で、値上がりする電気代を気にしてエアコンを我慢する人も少なくない。太陽光発電の一括見積サイトを運営する都内の企業では、5月から政府の補助金が減って電気代が上昇するのに伴い、見積もり依頼も大きく増えている。2009年に日本でも固定価格買い取り制度が始まり最初のブームを迎えた太陽光発電。その後、買い取り価格の低下とともに一段落したが、今第2のブームが来ている。2年前に小池都知事が再生可能エネルギーの推進を打ち出して、東京都の補助金が手厚くなっていることも追い風になっているという。