カフェや衣料品、慣れ親しんだお店の病院への出店が増えている。そのワケと隠された店舗づくりのこだわりを取材した。コーヒーチェーン「タリーズ」は今年、病院内の店舗数が100を突破。東京・練馬にある順天堂練馬病院の1階にもタリーズがある。病院は車椅子やベビーカーの利用者も多いため、移動しやすいようにテーブルなどを配置し通路を広くしている。カウンターは車椅子でも近づける設計で高さも低くなっている。通常は赤色のバリスタマシンを導入しているが、血を連想させるため病院店では白やシルバーに変更。スタッフが着用するエプロンも黒から明るめのブラウンに変更している。接客では「またお越しください」は立場によりうれしくない言葉の場合もあるため、立場を見極め言う・言わないを判断している。“地域に根ざしたコミュニティーカフェとなる”という理念があり、病院は地域医療で考えが合うものであるとして出店を決めたという。病院で利用したお客さんがリピーターになる効果があるほか、病院内での運営の実績を積み上げてきたことで今では病院側からのオファーもあるという。
