チベット仏教の最高指導者のダライ・ラマ14世は2歳の頃、先代の生まれ変わりとして認定された。1951年に中国共産党政権がチベットを制圧。人々は抵抗を続けたが失敗に終わり、1959年にインドに逃れ亡命政府を樹立。その後、亡命政府を長らく率いながら世界を旅し、ローマ教皇のヨハネ・パウロ2世(当時)や南アフリカのマンデラ大統領(当時)など各国の指導者たちと交流してきた。中国と対峙する中でも非暴力と寛容の精神を貫き、1989年にはノーベル平和賞を受賞。きのう、自らの後継者選びについて伝統の「輪廻転生」制度を続ける宣言をした。これに中国政府は「ダライ・ラマの転生(後継者)は国内で選定し、中国政府の承認を得なければならない」と反発。この反応について、ダライ・ラマ法王日本代表部事務所・アリヤ代表は「中国政権は絶対に後継者の選定を干渉する」と話した。なぜ中国は後継者選びに反発するのか。
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URL: http://www.tibethouse.jp/
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