からあげを売り出すための初期費用は、材料費のみ。からあげ専門店に寄せるため、サイズは大きめの1個約50g。二度揚げして、じっくり火を通す。「元祖大山からあげ」と名付け、1個80円で販売する。味付けは、醤油味と旨塩味。みたらし団子のたれをかけたからあげは、「みたらしからあげ」として、1個100円で販売する。検証1日目、からあげののぼりを設置した。店の2軒隣にあるからあげ専門店はこの2日間臨時休業している。午前10時ごろ、からあげが相次いで売れた。午後6時、夕食前の買い物客を狙い、店頭でからあげを揚げていると、からあげが次々と売れ、閉店まで売れ続けた。この日の売り上げは、25130円で、店全体は赤字だったが、からあげは3240円の売り上げで、利益は2030円となった。約30種類ある品数のなかで、一番売れたのは、からあげだった。検証2日目、「揚げたて」と書かれたのぼりも設置した。前日より早い時間から売れ始め、午前中で30個以上売れた。パートの息子も手伝いに加わり、きょうから売り出すトッピング用のソースを作った。明太マヨソースなど3種類の味変を用意し、1個120円で売り出した。夕方には、30分で15個売れた。から揚げは、好きなおかずランキングで4年連続1位を獲得するなど、人気なメニューだ。