クマ被害による死者数はこれまでに13人となり、過去最悪だった2023年度の倍以上になった。背景として専門家が指摘するのが、人を見ても恐れない「新世代クマ」の存在。人里に近い場所まで生息域を広げた結果、人の生活音などにも慣れたとみられる。専門家は「クマは学習能力が高く、過去の経験を多く蓄積する動物。母グマから行動の多くを学び、エサや危険な場所を認識する」と説明する。ツキノワグマは1歳半ほどで親離れする。被害が深刻だった2023年に母グマから行動を学んだ個体が現在出没している可能性がある。市街地で食べ物を得られると学習した個体は繁殖を繰り返すうちに人への警戒が薄まっていく恐れがある。(日本経済新聞)
