大エジプト博物館は2012年に建設が始まり、去年10月に試験的な運用を開始し、ことし7月に全面オープンする。約10万点の出土品や遺物をを収蔵し、年間500万人の来館者を見込む。先月18日には、古代エジプト第18王朝のファラオ「トトメス2世」の墓が発見された。古代エジプト王家の墓としては、ツタンカーメン王以来約100年ぶりの発見となる。あすから開催されるACN ラムセス大王展は、最も偉大な王と称されるラムセス2世とその次代にまつわる180点を展示している。ラムセス2世は第19王朝第3代君主で、エジプトが最も栄えた時代を長きに渡り統治した。展示品のなかには、多くの装飾品もある。古代エジプトでは、法の下で男女平等であったことを示す史料が残されている。今回の展覧会で注目の一つとしている展示物が、棺。約3000年前にミイラを移動させるためだけに作られた貴重な棺だという。没入型VT体験は、アブ・シンベル神殿とネフェルタリ王妃の墓にスポットをあてた内容を楽しめる。